こちらでは、エクセルの基本的な関数であるSUM、AVERAGE、COUNT、COUNTA、MAX、MIN関数について詳しく解説します。いずれもデータ分析をおこなう上で基本的な関数となりますので、しっかりと内容を理解しておきましょう。
SUM関数|範囲合計
SUM関数は、指定した範囲内の数値を合計するための関数です。
=SUM(数値1, 数値2, …)
- 数値1: セルおよびセル範囲の指定
- 数値2: 省略可能(カンマ区切りで複数の「数値」を指定することが可能)
例えば、セルA1からA5までの合計を求める場合、以下のように入力します。
=SUM(A1:A5)
この関数を使うことで、大量のデータの合計を簡単に計算できます。
AVERAGE関数|範囲平均
AVERAGE関数は、指定した範囲内の数値の平均値を求めるための関数です。
=AVERAGE(数値1, 数値2, …)
- 数値1: セルおよびセル範囲の指定
- 数値2: 省略可能(カンマ区切りで複数の「数値」を指定することが可能)
例えば、セルA1からA5までの平均を求める場合、以下のように入力します。
=AVERAGE(A1:A5)
この関数を使うことで、データの傾向をすばやく把握することができます。
COUNT関数|数値の件数
COUNT関数は、指定した範囲内の「数値」が入力されているセルの数を数えるための関数です。
=COUNT(値1, 値2, …)
- 値1: セルおよびセル範囲の指定
- 値2: 省略可能(カンマ区切りで複数の「値」を指定することが可能)
例えば、セルA1からA5までの「数値」が入力されているセルの数を数える場合、以下のように入力します。
=COUNT(A1:A5)
この関数は、数値のあるセル数を把握する際に非常に便利です。
COUNTA関数|値の件数
COUNTA関数は、指定した範囲内に「値」が入力されているセルの数を数えるための関数です。
さきほどのCOUNT関数が「数値」のあるセルの数を調べるときに使用するのに対して、こちらのCOUNTA関数は「値」のあるセルの数を調べる際に使用します。両者は似た関数ですが、セル数を数える対象のちがいに注意しましょう。
=COUNTA(値1, 値2, …)
- 値1: セルおよびセル範囲の指定
- 値2: 省略可能(カンマ区切りで複数の「値」を指定することが可能)
例えば、セルA1からA5までの「値」が入力されているセルの数を数える場合、以下のように入力します。
=COUNTA(A1:A5)
この関数は、値のあるセル数を把握する際に非常に便利です。
MAX関数|最大値の表示
MAX関数は、指定した範囲内の最大値を求めるための関数です。
=MAX(数値1, 数値2, …)
- 数値1: セルおよびセル範囲の指定
- 数値2: 省略可能(カンマ区切りで複数の「数値」を指定することが可能)
例えば、セルA1からA5までの最大値を求める場合、以下のように入力します。
=MAX(A1:A5)
この関数を使えば、範囲指定したデータの中で最も大きい値を簡単に見つけることができます。
MIN関数|最小値の表示
MIN関数は、指定した範囲内の最小値を求めるための関数です。
=MIN(数値1, 数値2, …)
- 数値1: セルおよびセル範囲の指定
- 数値2: 省略可能(カンマ区切りで複数の「数値」を指定することが可能)
例えば、セルA1からA5までの最小値を求める場合、以下のように入力します。
=MIN(A1:A5)
この関数を使えば、データの中で最も小さい値を簡単に見つけることができます。
まとめ
エクセルのSUM、AVERAGE、COUNT、COUNTA、MAX、MIN関数を活用することで、データの分析や整理が効率的におこなえます。これらの関数は基本的なものでありながら、その使用目的から汎用性が高い関数とも言えます。
まだこれらの関数を取り入れていない場合は、ぜひ、日常業務に取り入れてより効率的にデータを活用できるようになりましょう。