ここではプロパティについてまとめました。
こちらもVBAの文法を学ぶ上でも大切な内容ですので、ここで一通り確認しておきましょう。
プロパティとは
プロパティとはオブジェクトの特徴を示すものです。
具体的には、セル、行、列などがあります。
プロパティ名 | 意味 |
Value | 内容 |
Row | 行番号 |
Column | 列番号 |
オブジェクトの「属性」を表すものといった表現もできます。
プロパティとは|具体的な使い方
とは言え、なんとなくの考え方を知ったところでイメージがわかないですよね。
ここは実際のコードをご覧いただいた方が分かりやすいと思います。
以下、具体的なご説明をいたします。
セルA1の値を取得したいとき
コードの内容は次の通りです。
Range("A1").value
プロパティだけで使うことはなく、オブジェクトの後ろにつけて属性を説明します。
オブジェクト”セルA1”に対して、”内容”を意味する”Value”プロパティを記述しました。
これで、”セルA1(オブジェクト)の 内容(プロパティ)”となるわけです。
つぎに、行番号を取得したいときの例をみておきましょう。
セルA1の行番号を取得したいとき
コードの内容は次の通りです。
Range("A1").Row
セルA1の行番号ですので、結果は”1”ですね。
”セルA1(オブジェクト) の 行番号(プロパティ)”といった意味です。
さいごに、列番号を取得したいときの例をみておきましょう。
セルA1の列番号を取得したいとき
コードの内容は次の通りです。
Range("A1").column
セルA1の列番号ですので、結果は”1”ですね。
”セルA1(オブジェクト) の 列番号(プロパティ)”といった意味です。
まとめ
今回はプロパティの考え方と具体的な使い方をご紹介しました。
こちらもオブジェクトでお伝えしたのと同じで、慣れていく感覚で習得することになるかと思います。コードに触れていれば、プロパティの考え方を覚えていなくても自然と馴染んでくるはずです!