【Power Automate Desktop】ブラウザー自動化(Web オートメーション)でできることを紹介

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無償化された「Power Automate Desktop」の基本的な使い方や、Web オートメーションをつかって自動化できる内容のご紹介をします。

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アクション|ブラウザー自動化(Web オートメーション)

「Power Automate Desktop」で設定できる「ブラウザー自動化(Web オートメーション)」の種類はこちらです。

Webページの基本的な操作に加えて、「Web データ抽出」と「Web フォーム入力」に関するアクションが用意されています。

項目内容
新しい Internat Explorer を起動しますWeb サイトと Web アプリケーションを自動化のため、新しいインスタンスを起動するか、Internet Explorer の実行中のインスタンスに接続します
新しい Firefox を起動するWeb サイトと Web アプリケーションを自動化のため、新しいインスタンスを起動するか、Firefox の実行中のインスタンスに接続します
新しい Chrome を起動するWeb サイトと Web アプリケーションを自動化のため、新しいインスタンスを起動するか、Chrome の実行中のインスタンスに接続します
新しい Microsoft Edge を起動するWeb サイトと Web アプリケーションを自動化のため、新しいインスタンスを起動するか、Microsoft Edge の実行中のインスタンスに接続します
新しいタブを作成新しいタブを作成し、指定された URL に移動します(Microsoft Edge、Chrome、Firefox でサポートされています)
Web ページに移動しますWeb ブラウザーで新しいページに移動します
Web ページのリンクをクリックしますWeb ページのリンクまたはその他の要素をクリックします
Web ページのダウンロード リンクをクリックしますWeb ページ内のリンクをクリックして、ファイルをダウンロードします
Web ページで JavaScript 関数を実行しますWeb ページ上で JavaScript 関数を実行し、返された結果を取得します
Web ページの要素にマウスをホバーしますWeb ページの要素にマウスをホバーします
Web ブラウザーを閉じるWeb ブラウザー ウィンドウを閉じる

Web データ抽出

単一の値からテーブルまたは複数のカスタム データまで、Web アプリケーションからデータを抽出します。

項目内容
Web ページからデータを抽出する単一の値、リスト、またはテーブルの形式で、Web ページの特定の部分からデータを抽出します
Web ページ上の詳細を取得しますWeb ページのタイトルやソース テキストなどのプロパティを取得します
Web ページ上の要素の詳細を取得しますWeb ページ上の要素の属性値を取得します
Web ページのスクリーンショットを取得します現在ブラウザーに表示されている Web ページ(または Web ページの要素)のスクリーンショットを取得し、その画像をファイルまたはクリップボードに保存します

Web フォーム入力

Web アプリケーションのフォームに入力します。

項目内容
Web ページ上のテキスト フィールドをフォーカスWeb ページの入力要素にフォーカスを設定し、スクロールして表示します
Web ページ内のテキスト フィールドに入力するWeb ページ内のテキスト フィールドに、指定されたテキストを入力します
Web ページのチェック ボックスの状態を設定しますWeb フォームのチェック ボックスをオンまたはオフにします
Web ページのラジオ ボタンを選択しますWeb ページのラジオ ボタンを選択します
Web ページでドロップ ダウン リストの値を設定しますWeb フォームのドロップダウン リストで選択されているオプションを設定またはクリアします
Web ページのボタンを押しますWeb ページのボタンを押します

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具体例|Web ページからデータを抽出

かんたんな具体例をつかって基本的な使い方をご紹介します。

こちらのフローは、Webページに掲載されているデータを抽出して、メッセージとして表示させるだけの非常にシンプルな例です。

実行した結果はこちらです。

「Yahoo!天気・災害」の天気予報からデータを取得して、メッセージ ボックスに表示させています。

手順1|新しい Chrome を起動する

Webブラウザを起動してWebページにアクセスをします。

パラメータ「初期 URL」には、アクセスしたいURLを入力してください。

今回の例では「Chrome」を使っていますが、普段使われているWebブラウザであれば問題なく動作すると思います。

手順2|Web ページからデータを抽出する

Web ページで抽出するデータを指定します。

つぎのダイアログ(下に表示されているウィンドウのことです)を開いている状態で、対象のWeb ページのデータを抽出したい場所を指定します。

上のダイアログが開いている間、Web ページ上でマウスを動かすと赤枠が表示されます。

赤枠でデータの抽出対象を囲んでいる状態で右クリックを押して「要素の値を抽出」→「テキスト」を選択します。

つぎの「ライブ Web ヘルパー」の抽出プレビューに、抽出対象のデータが掲載されていることを確認します。
(「ライブ Web ヘルパー」は、Webページをアクティブ化した段階で自動的に起動されます)

手順3|メッセージを表示

手順2で取得したデータをメッセージとして表示させます。

パラメータ「表示するメッセージ」に、変数「DataFromWebPage」を指定します。

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具体例|「マウスとキーボード」を使った自動化

こちらでは、「マウスとキーボード」アクションと組み合わせた自動化の例をご紹介します。

処理のフローは次のとおりです。
検索エンジン(Chrome)を起動して、キーボード入力とマウス操作を自動的に操作します。

具体的な作成方法はこちらをご覧ください。

参考:【Power Automate Desktop】マウス操作や画像認識を使い方を紹介

まとめ

Web オートメーションの基本的な操作をご紹介しました。

こちらでご紹介したアクションだけではなく、他のアクションと組み合わせてフローを作成する流れになるかと思います。

他のアクションについてはこちらでご紹介しておりますので、よろしければご活用ください。