無償化された「Power Automate Desktop」の基本的な使い方や、メッセージ ボックスの使い方をご紹介します。
アクション一覧|メッセージ ボックス
「Power Automate Desktop」で設定できる「メッセージ ボックス」の種類はこちらです。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-37.png)
項目 | 内容 |
メッセージを表示 | メッセージ ボックスを表示します |
入力ダイアログを表示 | ユーザーにテキストの入力を求めるダイアログ ボックスを表示します |
日付の選択ダイアログを表示 | ユーザーに日付または日付範囲の入力を求めるダイアログ ボックスを表示します |
リストから選択ダイアログを表示 | ユーザーがリストから選択できるオプションを含むダイアログ ボックスを表示します |
ファイルの選択ダイアログを表示 | ファイルの選択ダイアログを表示し、ユーザーに複数のファイルの選択を求めます |
フォルダーの選択ダイアログを表示 | フォルダーの選択ダイアログを表示し、ユーザーにフォルダーの選択を求めます |
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メッセージを表示
メッセージ ボックスを表示します。
指定した内容に基づいてメッセージボックスを表示させることができます。
なお、「表示するメッセージ」は入力値だけでなく、変数を指定することもできます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-38.png)
こちらは上の実行結果です。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-39.png)
パラメータ「表示するメッセージ」に入力されている値(%NewVar%)ではないメッセージが表示されています。こちらは変数「NewVar」にテキストとして「新しい変数」という文字があらかじめ代入されているためです。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-41.png)
具体的には、アクション「変数の設定」でこのような設定がされています。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-40.png)
メッセージ ボックス アイコン
こちらでは「メッセージ ボックス アイコン」で選択肢ごとに表示されるアイコンをご紹介します。
・いいえ
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-42.png)
・情報
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-43.png)
・質問
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-44.png)
・警告
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-45.png)
・エラー
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-46.png)
メッセージ ボックス ボタン
こちらでは「メッセージ ボックス ボタン」で選択肢ごとに表示されるボタンをご紹介します。
・OK
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-47.png)
・OK – キャンセル
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-48.png)
・はい – いいえ
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-49.png)
・はい – いいえ – キャンセル
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-50.png)
・中止 – 再試行 – 無視
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-51.png)
・再試行 – キャンセル
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-52.png)
既定のボタン
既定で強調表示するボタンです。
ユーザーが<Enter>を押すと、こちらで指定したボタンが押されます。
- 最初のボタン
- 2番目のボタン
- 3番目のボタン
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入力ダイアログを表示
ユーザーにテキストの入力を求めるダイアログ ボックスを表示します。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-53.png)
上で設定した内容の実行結果がこちらです。
パラメータ「既定値」の内容が表示された状態でダイアログ ボックスが表示されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-54.png)
入力の種類
入力の種類を指定することができます。
先ほどの例をつかって、それぞれ「入力の種類」の選択肢による表示のちがいを紹介します。
・1行
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-55.png)
・パスワード
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-56.png)
・複数行
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-57.png)
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日付の選択ダイアログを表示
ユーザーに日付または日付範囲の入力を求めるダイアログ ボックスを表示します。
こちらの例をつかってご紹介します。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-58.png)
こちらが実行結果です。
パラメータ「既定値」に「1/1」と入力がされているため、「2021年1月1日」とあらかじめ入力がされた状態でダイアログ ボックスが表示されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-59.png)
ダイアログの種類
ダイアログの種類を指定することができます。
先ほどの例をつかって、「ダイアログの種類」の選択肢による表示のちがいをご紹介します。
・1 つの日付
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-60.png)
・日付範囲(2 つの日付)
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-61.png)
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リストから選択ダイアログを表示
ユーザーがリストから選択できるオプションを含むダイアログ ボックスを表示します。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-62.png)
こちらが実行結果です。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-65.png)
なお、パラメータ「選択元のリスト」で指定している変数「List」は、つぎのフローにて作成をしています。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-63.png)
こちらが作成された変数「List」の値です。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-64.png)
複数の選択を許可
複数の選択を許可することができます。
先ほどの例をつかって、「複数の選択を許可」の選択肢による表示のちがいをご紹介します。
・オン
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-67.png)
・オフ
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-68.png)
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ファイルの選択ダイアログを表示
ファイルの選択ダイアログを表示し、ユーザーに複数のファイルの選択を求めます。
こちらの例では、デスクトップに置かれたフォルダー「TEST」を指定しています。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-69.png)
こちらが実行結果です。
上で指定したフォルダーに含まれるファイルの一覧が表示されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-70.png)
ファイルを指定することによって、変数「SelectedFile」に値が代入されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-71.png)
ファイル フィルター
パラメータ「ファイル フィルター」にて、取得するファイルを制限することができます。
例えば以下のとおりファイル フィルターを「*.txt」と指定した場合、拡張子が「.txt」のファイルのみが表示されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-72.png)
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フォルダーの選択ダイアログを表示
フォルダーの選択ダイアログを表示し、ユーザーにフォルダーの選択を求めます。
先ほどの例とおなじように、 デスクトップに置かれたフォルダー「TEST」を指定します。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-73.png)
こちらが実行結果です。
指定したフォルダーが選択された状態でダイアログ ボックスが表示されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-74.png)
フォルダーを指定することによって、変数「SelectedFolder」に値が代入されます。
![](https://gakushikiweblog.com/wp-content/uploads/2021/08/image-75.png)
まとめ
今回はさまざまなメッセージボックスの使い方を具体例をつかってご紹介しました。
こちらでご紹介したアクションだけではなく、他のアクションと組み合わせてフローを作成する流れになるかと思います。
他のアクションについてはこちらでご紹介しておりますので、よろしければご活用ください。
こちらに「Power Automate Desktop」でできることや基本的な操作方法をまとめていますので、もしご興味がございましたら一度ご覧ください。