【Power Automate Desktop】Microsoftの無料RPA|ツールの概要

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「Microsoft Power Platform」の全体像から、2021年3月にWindows10ユーザーを対象に無償化となったMicrosoftのRPAツール「Power Automate Desktop」の概要についてご紹介をします。

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Power Automate Desktopとは

「Power Automate Desktop」とは、Microsoftが提供する無料のRPAツールです。

「Power Automate Desktop」は「Power Automate」の機能の一部で、「Microsoft Power Platform」のサービスの1つでもあります。

こちらでは全体像を含めてご理解いただくために「Microsoft Power Platform」における「Power Automate Desktop」の位置付けについての紹介をします。

Microsoft Power Platformとは

「Microsoft Power Platform」とは、「Power BI」、「Power Apps」、「Power Automate」、「Power Virtual Agents」の4つのプラットフォームで構成されていて、Microsoft Officeを使い慣れているのであれば比較的かんたんに使用することができるアプリケーションです。

以下、それぞれの概要をご紹介します。

Power BI

データを可視化して分析するためのツールです。

直感的な機能によって、レポートを作成やダッシュボードでの分析などを支援します。
例えば、Excelテーブル結合やグラフ表示などを作成することができ、直感的な操作で簡単にデータを可視化して分析することができます。

  • 可視化された直感的なレポートの作成
  • Excel、Access、SQLなどファイルやデータベースの分析
  • レポートの共有が可能

Power Apps

ノンコーディングでアプリケーションを開発するためのツールです。

PowerPointとおなじような操作性で開発ができ、Excelのような関数をつかってデータのフィルター、ソート、外部参照、データの更新や削除などをして、実画面をそのまま表示させながらアプリ開発をすることができます。

また、200種類以上のクラウドサービス、コンテンツサービス、データベースやAPIなどと標準での接続が可能で、独自のサービス用にカスタムコネクタを作成することができます。

  • コーディング不要のアプリ開発
  • 実画面をつかったアプリ作成が可能
  • 外部データとのサービス連携が可能

Power Automate

ノンコーディングでさまざまな作業を自動化することができます。

ドラッグ&ドロップで、条件付分岐やループによる繰り返し作業などを使えば複雑なプロセスでも自動化を構築することができます。
API連結によるWEBサービスの自動化「クラウドフロー」、ワークフローにAIを追加する「AI Builder」や「Power Automate Desktop」が含まれています。

Power Automate Desktop

「Power Automate」に含まれる機能の一部です。

「Power Automate Desktop」は、2021年3月に無償化されたWindows10ユーザーならば追加費用なしで利用することができるデスクトップ用のツールです。

  • ノンコーディングで直感的な操作が可能
  • RPA(Robotic Process Automation)によるプロセスの自動化が可能
  • レコーダー機能による作業内容の自動記録が可能

「Power Automate Desktop」は、2021年3月にWindows10ユーザーを対象に無償化となったMicrosoftのRPAツールです。

インストール方法はこちらをご覧ください。

参考:【Power Automate Desktop】インストールや手動アップデートの方法をご紹介

Power Virtual Agents

ノンコーディングでチャットボット(自動会話プログラム)を構築することができます。

直感的な操作によるワークフローの構築から複雑なシナリオ作成まで、さまざまな方法をつかって構築することができます。

また、Power Automateとの連携やAPIによる外部システムとの連携が可能で、他のサービスのデータを呼び出すこともできます。

  • ノンコーディングで直感的な操作が可能
  • 画面操作のみでのチャットボット作成が可能
  • 外部データとのサービス連携が可能

まとめ

無料でRPAツールを作成できる「Power Automate Desktop」にの概要についてご紹介しました。

あくまでも「Power Automate Desktop」は、「Microsoft Power Platform」に含まれる機能のひとつといった位置付けです。

「Power Automate Desktop」に限らず、「Microsoft Power Platform」の全体を活用してデータ連携をすることによって、より生産性を高めることができそうです。

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