「Power Automate Desktop」のアクション「Excel の起動」について、具体例をつかって解説をします。
作成方法やアクションの使い方
アクション「Excel の起動」では、新しい Excel インスタンスを起動するか、Excel ドキュメントを開きます。
新規のエクセルを使用する場合
インスタンスを表示する
Excel のウィンドウを表示させるかどうかを選択します。
新しい Excel プロセスの配下に入れ子にする
独自の Excel プロセスの配下で Excel スプレッドシートを処理するかどうかを指定します。他のスプレッドシートのマクロやアドインにはアクセスできません。
「入れ子」とは「ネスト」とも呼ばれます。
この場合での「入れ子」の使われ方としては、「Excel プロセスのなかに Excel プロセスを入れること」です。
設定による具体的なちがいについては以下をご覧ください。
入れ子にする場合（ネストする場合）
パラメーターの選択「新しい Excel プロセスの配下に入れ子にする」を有効にすることによって、フローではこのような表記がされます。
新しい Excel プロセスを使用して空白のドキュメントを Excel で起動し、Excel インスタンス ExcelInstance に格納します
タスクマネージャーの状況です。
新しい Excel のプロセスが使用されていることが確認できます。
入れ子にしない場合（ネストしない場合）
パラメーターの選択「新しい Excel プロセスの配下に入れ子にする」を無効にすることによって、フローではこのような表記がされます。
既存の Excel プロセスを使用して空白のドキュメントを Excel で起動します
タスクマネージャーの状況です。
既存のExcel のプロセスが使用されていることが確認できます。
アドインとマクロの読み込み
新しい Excel インスタンスにアドインとマクロを読み込むかどうかを指定します。
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既存のエクセルを使用する場合
ドキュメント パス
開く対象のExcel ファイルをファイル パスで指定します。
インスタンスを表示する
Excel のウィンドウを表示させるかどうかを選択します。
読み取り専用として開く
読み取り専用モードで開くかどうかを指定します。
新しい Excel プロセスの配下に入れ子にする
独自の Excel プロセスの配下で Excel スプレッドシートを処理するかどうかを指定します。他のスプレッドシートのマクロやアドインにはアクセスできません。
パスワード
パスワードで保護されている場合に使います。
アドインとマクロの読み込み
新しい Excel インスタンスにアドインとマクロを読み込むかどうかを指定します。
