「Power Automate Desktop」のアクション「Excelワークシートのフィルターをクリアする」について、具体例をつかって解説をします。
アクションの基本
Excelワークシートで指定した列のフィルターをクリアします。
フィルターのクリア
アクティブなワークシート全体と、指定したテーブルのどちらからフィルターをクリアするか指定します。
アクティブなシート
操作対象となっているシートを対象にフィルター操作をおこないます。
指定した列のフィルターを消去する|「OFF」の場合
こちらのExcelファイルを使用して動作確認をします。
なお、「Sheet2」を選択した状態で保存しています。そのため、アクティブシートは「Sheet2」ということになります。
こちらが実行結果です。
「Sheet2」のフィルターのみが解除されていることが確認できます。
指定した列のフィルターを消去する|「ON」の場合
項目「列のフィルターをクリア」に数値を入力することによって、列を指定することができます。
こちらのファイルを使用して動作確認をします。
なお、それぞれのシートに対して、以下のとおり各列にフィルターを設定しています。
こちらが実行前後の結果です。
項目「列のフィルターをクリア」で「2」を指定しているため、2番目の列である「B列」に対する列のフィルターをクリアする動作をおこないます。
B列に設定しているフィルターのみ、クリアされていることが確認できます。
テーブル
データテーブルに対してフィルター操作をおこないます。
指定した列のフィルターを消去する|「OFF」の場合
こちらのExcelファイルを使用して動作確認をします。
テーブル名は「テーブル1」と定義してあります。
「テーブル1」の各列にフィルターを設定した状態で動作確認をします。
こちらが実行結果です。
各列のフィルターが解除されていることが確認できます。
指定した列のフィルターを消去する|「ON」の場合
項目「列のフィルターをクリア」は、数値ではなく、列名で指定する必要があります。
こちらが実行前の状態です。
それぞれの列にフィルターを設定しています。
こちらが実行結果です。
列名「B列」のフィルターが解除されていることが確認できます。