「Power Automate Desktop」のアクション「Excelワークシート内のセルを並び替える」について、具体例をつかって解説をします。
アクションの基本
Excelワークシート内のセルを並べ替えます。
次の列を並べ替える
並べ替える列が、テーブル、名前または絶対座標で指定された範囲、汎用のアクティブなワークシートのいずれに含まれる列かを指定します。
アクティブなシート
こちらのExcelを使用して動作を確認します。
項目「並べ替え標準」のボタン「編集」を押下して条件を設定します。
列は「番号」で指定します。
列名の入力ではエラーになるため、数値を入力する必要があります。
一番左の列は「1」と指定します。
こちらが実行結果です。
1番目の列を基準にデータが「昇順」にて並び替えられたことが確認できます。
なお、トグルボタン「先頭行をヘッダーとして使用する」を「OFF」にした場合、1行目に設定した列名もあわせて並び替えが実施されます。
こちらが「先頭行をヘッダーとして使用する」を「OFF」にした場合の実行結果です。先頭行の含めて並び替えがされていることが確認できます。
テーブル
こちらのExcelを使用して動作を確認しましょう。
なお、テーブル名は「テーブル1」としています。
項目「並べ替え標準」のボタン「編集」を押下して条件を設定します。
列は「列名」で指定します。
数値の入力ではエラーになるため、列名を入力する必要があります。
こちらが実行結果です。
列名「B列」を基準にデータが降順で並び替えられたことが確認できます。
範囲
並び替えを行う範囲が、名前付きセルまたは絶対列/インデックスのどちらを使用した範囲かを指定します。
- 名前付きセル: セルの名前を指定して、並び替えをします
- 指定された範囲: セルの範囲を指定して、並び替えをします
名前付きセル
セル範囲「A1~A4」の名前を「一列目」としたExcelを使用して動作を確認します。
こちらが各入力値です。
列は「番号」で指定します。
列名の入力ではエラーになるため、数値を入力する必要があります。
一番左の列は「1」と指定します。
こちらが実行結果です。
A列のみ「名前の変更」にて範囲を指定しているため、B列の順番は変更されていないことが確認できます。
指定された範囲
セル範囲「A1~B4」の範囲を指定して動作を確認します。
こちらが各入力値です。
列は「番号」で指定します。
列名の入力ではエラーになるため、数値を入力する必要があります。
一番左の列は「1」と指定します。
こちらが実行結果です。
1列目を基準に範囲のテーブルの並び替えがされていることが確認できます。
その他の「Excel」に関するアクションはこちらをご覧ください。