Pythonでのコメントアウトについてご紹介をします。
コメントアウトとは、プログラミングのコードを「コメント化」することです。「コメント化」された部分はプログラミングのコードとしてパソコンには認識されず、開発者にとっての「メモ書き」として取り扱われます。
コメントアウトの方法
コードをコメントアウトする方法をご紹介します。
単一行のコード
「#(記号:シャープ)」をコードに付けることによって、「#」からコードの文末までをコメントとして扱います。
print(1 + 2) #答えは「3」になる。
3
上記の例では、「#答えは「3」になる。」と記されているところがコメント箇所です。
コードとして認識されていないためエラーは発生していません。
そのため、以下のような記述の場合は出力自体がありません。
#print(1 + 2)
(出力なし)
複数行のコメント
「”’(記号:シングルクォーテーションが3つ)」もしくは「”””(記号:ダブルクォーテーションが3つ)」をつかって文字列を囲むことによって複数行のコメントアウトをします。
こちらのコードをまとめてコメント化します。
print(2 * 3) print(1 + 3) print("計算")
6
4
計算
つぎの通り「”’(記号:シングルクォーテーションが3つ)」でコードを囲みます。
''' print(2 * 3) print(1 + 3) ''' print("計算")
計算
「”’(記号:シングルクォーテーションが3つ)」で囲まれた部分は出力されず、囲まれていない箇所のみが出力されていることが確認できます。
まとめ
コメントアウトの方法についてご紹介をしました。
使用されているエディタによって変わりますが、Jupyter Notebookを使われている場合、「Ctrl」と「/(記号:バックスラッシュ)」の同時押しで選択範囲に「#」をつけることができます。
もしあらかじめコードのなかで「’’’」や「”””」が使われていた場合、「’’’」や「”””」を新たに使うことによってコメントアウトの始点と終点を干渉する可能性もありますので、こういった場合は「#」を使うようにしましょう。