「今さらプログラミングを始めるのは難しいのかな…」と思ってませんか?
プログラミングにはメリットがたくさんあります。「プログラミングの考え方」を知るだけでも思考力があがります。
今回はその中でも、エクセルがあればすぐにはじめられるマクロについてのご紹介をします。
そもそもプログラミングってなに?
プログラミングとは、「コンピューターに対してしてほしいことを、順番に書き並べたもの」です。
身近な例として、すこし似た言葉で運動会などの「プログラム」があります。
このふたつは同じ意味合いでつかわれているのですが、どちらも「工程が順番に書き並べられている」という点で共通しています。
「プログラミングとは、この”プログラム”をつくること」といったご理解をいただければいいかと思います。
プログラミングをはじめるメリット
プログラミングの学習をはじめることによって、仕事の生産性を高められるだけでなくプログラミングのスキルも習得できます。
また、プログラムの設計を通して論理的な思考能力を身に付けることができます。
プログラムをはじめたてのころは発生したエラーとの戦いになるかと思いますが、その過程をとおして論理的な思考能力が少しずつ身に付いていきます。
さらに、近年の働き方の変化にも柔軟に対応できることで注目を浴びています。
パソコンとインターネットの環境が整っていれば、場所を選ばずに自由に仕事をすることができます。
VBAってどんなプログラミング言語?
VBAとはプログラミング言語のひとつで「Visual Basic for Applications」の略です。
Microsoft Officeに標準搭載されているので、Excelを使える環境があれば始めることができます。
VBAをつかえばExcelをプログラミングとおして操作できます。
これだけを聞くと「マウスとキーボード操作だけでも十分にできるでしょ。」と感じるかと思いますが、プログラミングをとおして処理をすることによって高速かつ正確にExcelを操作することができます。
たとえば、「いままで1時間かかっていた作業がたったの数十秒でおわった。」といった例はそんなにめずらしいことではありません。
VBAをうまく活用できれば驚くほどの効果を発揮するかもしれません!
VBAを学び始めるメリットとデメリット
メリット
「まだ具体的なイメージはないけどプログラミングを学び始めたい」という方はVBAをおススメします。
プログラムでExcelを操作するため、コードの動作が非常にイメージしやすいためです。
基本的なExcel操作ひとつにしてもプログラミングで表現することができます。
例えば、「セルをコピーして貼り付ける」というコードを書いた場合、プログラミングの動きをエクセル画面の動作をとおして確認することができます。
また、プログラミング言語には共通点が多くあります。
VBAでプログラミングの基本的な考え方を習得できれば、新たな言語の学習も始めやすくなるといった利点もあります。
デメリット
世の中にはすでにおおくの種類のプログラミング言語があることをご存じかと思います。
それぞれの言語の種類によってできることがある程度決まっています。
すでに「やりたいことの具体的なイメージ」が固まっている方は、そちらの目的にふさわしい言語を選択いただくのが最善です。
VBAはMicrosoft office用のプログラミング言語のため用途が限られているからです。
VBAとエクセル マクロはおなじ?
ところで、VBAとマクロのちがいについてご存じでしょうか?
「VBA」や「マクロ」はおなじような意味で使われているため「おなじもの」と思われがちです。
でもじつは、VBAとExcelのマクロは「べつのもの」です。
VBAとはプログラミング言語のひとつで「Visual Basic for Applications」の略です。
ちなみに、Word、Outlook、PowerPointなどでもVBAは使えます。
では、「マクロ」とはなんでしょうか?
マクロとは、コンピューター処理を自動化する機能名です。
Microsoft Officeに限らず「自動化技術の総称」として使われています。
つまり「VBAという手段を使ってマクロという機能を作る」といった解釈ですね。
べつの表現で言い換えると「VBAで作られたプログラミングをマクロ機能をつかって実行する」わけです。
まとめ
プログラミングを学ぶことによって得られるメリットをご理解いただけましたでしょうか?
ご紹介したとおり、プログラミングにはこちらのコンテンツで取り扱っている「Excel VBA」以外にもたくさんの言語があります。
もしいま実現したいことが「エクセルの自動化」に関わることでしたら、わたしのご紹介する独学で得たVBAの知識が役立つかもしれませんので、一度ご覧いただけますとうれしく思います。