【Power Automate Desktop】次のループ

「Power Automate Desktop」のアクション「次のループ」について、具体例をつかって解説をします。

具体的な活用方法

ブロックの次のイテレーションを強制的に実行し、間にあるすべてのアクションをスキップします。

こちらが「次のループ」をつかった一例です。

実行結果はこちらです。
条件に該当する数値の合計値をメッセージとして表示させています。

ご紹介した例の具体的な作成方法はこちらをご覧ください。

変数「NewVar」に「0」を代入します。

「Loop」では、指定された数のアクションのブロックを反復処理します。

今回は、「1～10」の範囲で数値を「1ずつ増加」させる繰返し処理を設定します。

「If」をつかって条件分岐の処理をします。

まず、「Loop」処理によって設定した数値「1,2,3…10」をつかって計算式をつくります。変数「LoopIndex」につづく「mod 2」とは、変数「LoopIndex」を「2」で割ったときの余りの部分を返す計算式です。

つぎに、設定した「戻り値」が「0と等しくない」場合は、次の処理に進める設定をします。記号「<>」は「等しくない」といった意味をもつ演算子です。

一覧表にするとこのような形になります。
「判定」が「真」の場合は、つぎの処理に進みます。

手順3「Ifによる判定」が「真」に該当する場合のみ、こちらの手順4に進みます。
「次のループ」では、手順2の「Loop」に戻る処理がされます。

ここでのポイントは、ループ処理自体は継続している点です。
ループ処理を終了させるのではなく、現在のループ周回の処理をおこなわずに次のループ処理を継続させます。

手順3「Ifによる判定」が「真」に該当しない場合（つまり「偽」の場合）、以下の処理が実行されます。

変数「NewVar」の値を、変数「NewVar」に変数「LoopIndex」を加算した値にしています。

変数「NewVar」の処理対象となる一覧です。
変数「NewVar」に「0,2,4,6,8,10」がそれぞれ順に加算されます。
「Loopの数値」の合計値は30になります。

動作確認をするためにメッセージを表示させます。

その他の「Loop」はこちらをご覧ください。